前橋の仕事をつくる 国際NW
ミシュラン・インターナショナル・シティズ
個人活動ですが、「群馬日仏協会」会員として活動しています。
そして創設以来のメンバーに、国際的なタイヤメーカーのミシュラン社の日本法人前社長のベルナール・デルマス氏がいます。国際的なビジネスマンですが、地方の協会の活動にも積極的にかかわってくれています。
そんなデルマス氏から4年前ある提案がありました。
それは、氏の所属するミシュラン社とその本社所在市のクレルモンフェラン市が共同発案者となり、ミシュラン関連の会社のある世界各地の都市と、持続可能な社会づくりをテーマに国際的な都市ネットワークをつくり、更に、それぞれの都市の抱える問題を個々の連携により解決していこうとする組織、INMC=インターナショナルミシュランシティーズが設立されたこと、そして日本からは前橋市に加盟してほしいというものでした。
私たちは、国際的な課題である「持続可能なまちづくり」や「国際的な都市連携による個別課題の解決」という理念に共感し、一地方都市である前橋が直接海外の諸都市と、ただの親睦交流ではなく課題解決型の都市連携が出来ることに魅力を感じ、加盟に向け、アクションを起こしました。
INMC国際会議に公式オブザーバーとして参加
その後、山本龍前橋市長へのブリーフィングを重ね、2018年6月にはカナダ・モントリオール市で開催されたINMC幹事会に招聘され、群馬日仏協会による代表団としてオブザーバー参加、更に9月には、前橋文学館にてシンポジュウムを開催、デルマス氏の講演、山本龍前橋市長、植木康夫群馬日仏協会会長そしてデルマス氏のデスカッションを行い、翌2019年3月にはスペイン・ヴィトリア=ガステス市にて開催されたINMC総会に、日本代表公式オブザーバーとして招待され、やはり群馬日仏協会による代表団で参加するなど、民間外交としての実績を重ねてきました。
前橋市、INMCに加盟
その結果、2019年6月、山本龍前橋市長を始めとする代表団がフランス・クレルモンフェラン市およびミシュラン本社を公式訪問し、前橋市もINMCに加盟することとなりました。
3Dメタルプリント事業始まる
現在は世界的なコロナ禍であり、交流的な事業は休止状態ですが、昨年10月に大きなプロジェクトが動き出しました。ミシュラングループの3Dメタルプリントの拠点が、群馬にやってきます。
下記は1月30日の日経新聞の記事ですが、概要を伝えています。

これはINMCのなかから生まれたものであり、山本龍前橋市長が山本一太群馬県知事に橋渡しをして実現したものです。
この技術はこれから競争が始まってくる技術です。プラットフォームをつくり、広く県内企業や大学等が参加し利用することで、群馬が3Dメタルプリントの日本の拠点地域となることも夢ではありません。

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